同人誌
虎の花嫁
- 登録日：25年05月01日
作品紹介
【【あらすじ】】
高家の祖先は虎の神と深い縁があったと言われており、その祝福を受けたことで生まれつき並外れた狩猟能力を持ち、一族の事業は大いに栄えた。成人すると「獣化」が覚醒するが、この獣化はエネルギーが高まるにつれて徐々に人間の姿を侵食していく。祝福に見えて、実は呪いであるこの体質のせいで、高家の男たちは壮年期を迎える前に命を落とす運命にある。 体内の気を安定させるためには「月姫」との儀式が必要不可欠である。 しかし、高家の若き当主は三十路を目前にしてもなお、自分に合った月姫を見つけられずにいた。自暴自棄になった彼はある夜、酒楼で泥酔していたところ、偶然にもその青楼で踊る鈴蘭こそが、自分の月姫であることに気付いてしまう――。
【【登場人物】】
【高結(厳虎)】
虎の面を一族の象徴として長年身につけており、体内の気が乱れると虎の姿となって人前に現れる。
抜群の体格と狩猟能力を持ちながらも、なかなか適した月姫を見つけることができずにいた。
すでに身体の半分が自力で人間の姿に戻せない状態となり、自らの命も長くないと悟った彼は、酒楼で放蕩に身を任せていたが、その場で舞姫・鈴蘭を目にし、運命の出会いを果たす。
その逞しい外見とは裏腹に、内面は意外と純情。
【鈴蘭】
生命力に満ちた小悪魔のような遊女。高さまに「月姫」として買われ、溺愛される。
琴棋書画など様々な芸に秀でているが、彼女が心から愛するのは歌と舞――その時だけ、自分が生きていると実感できる。
物のように売り買いされる運命を受け入れながらも、心のどこかではそれを拒み、自分らしく生きようとする芯の強さを持つ。
高さまと過ごす日々を通じて、彼女の生命への情熱や天真爛漫な性格が徐々に明らかになる。
もし自由の代償が虎と“そういうこと”をすることなら、迷わず服を脱ぐ大胆な一面も。
サイト配信日：25年05月01日(RJ01376408)
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