同人誌

夢影譚・融国

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作品紹介

【それは夢幻か絶望か。】

1945年、某国の提督息女、アメリア・ハルゼーは見知らぬ檻の中に囚われた。
彼女を襲うのは皇国の忘れ形見、桐島紘一だった。

正体不明のその男がもたらす地獄は、日常では決してありえない異常な凌辱。
矛盾した快楽。血と苦痛が渦巻く淫獄の中で、少女は羽を毟られた鳥のように、もがきながら悲鳴を上げる。

昏き闇の中には国の為に在る軍人など何処にもいない。
あるのは、狂った獣と壊れゆくひとりの少女。

繰り返される悪夢の果てに、何を見るのか――


***

本文30頁(行為シーンは10頁前後)+表紙・遊び紙
※R18シーンに該当するシーンは10頁ほどありますが、ダイジェスト気味であり、本作は性行為メインではありません。

***

一次創作、C103冬コミ本です。現在制作中のADV『融国』の一部シーンを切り取ったものとなります。
桐島大尉→アメリアさんの愛憎モノです。
昭和官能愛憎劇、詳細はHPをご覧下さい。

・作品Twitter(現X):@Yuu_koku_
・作者Twitter(原X):@niku_vacuum

【登場人物】

◆アメリア・ハルゼー

「悲劇」のヒロイン。

◆桐島紘一(きりしまこういち)

眉目秀麗、文武両道。漆黒の髪に血のような深紅の瞳。
憂いを帯びた雰囲気と陰のある美貌を持った青年。

戦後に解体された皇軍の元陸軍歩兵大尉。
陸軍きってのエリートである近衛師団の出身で、戦時中は主に禁闕守護の任に就いていた。大戦末期には陸軍士官学校の教官に転属し、前途有望な若年将校の育成に注力する。忠に篤く、義を重んじる廉潔な軍人として、士官候補生たちからは畏敬視された。普段は寡黙で厳格な印象を受けるが、仲間の戯れの言葉には冗句を返すなど、人間的な一面を覗かせることも。

高貴な血を引く令嬢の母親と、軍人の父親との間に生まれた。身につけている軍刀は、亡くなった父親の遺品。幼少期は身体が弱く内気な文学少年だったが、父親の英才教育を受け、虚弱体質を克服した過去を持つ。

帝国に最後の“救国の風”を呼び起こすべく、自らをはじめとした元皇軍将校と複数人の生徒隊による秘密結社「御楯乃会(みたてのかい)」を組織し、進駐軍に対する反攻作戦を計画する。アメリアの誘拐は当初の作戦予定にはなく、単に手違いによるものだった。しかし、彼女を教育しているうちに、崇高な意志は妄執と化す。

やがて自らが至誠の対極にあることにも、彼は違和感を抱かなくなった。

サイト配信日:23年12月27日(RJ01136311)

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